金字塔のトップの人

今日は休みです。気になって、リクルートサイトで、管理職を募集するページがあって、調べてみました。言っておきますが、私は下っ端なので、ただ興味があります。みなさんは、読み流しでいいです。プレッシャーを感じないでくださいね。 募集要項: 中国では、とある世界500強の車メーカーで「財務総監」の仕事です。月給6-8万(日本円にすると、年収1000万を超えています。中国ではトップレベルの給料になります)。まあ、私には、一生もらえない給料です。 ポストは財務総監：日本語では単に「財務部長」と訳すことも多いですが、規模の大きい外資系企業や上場企業では「財務担当ディレクター (Finance Director)」や、より経営層に近い「CFO (Chief Financial Officer)」の機能を持つこともあります。今回は業務内容から、グループの海外財務を統括する要職であることが分かります。 仕事:「海外子会社向けの財務管理制度の構築・導入・実行」 解説: これは単にルールを作るだけでなく、「財務ガバナンス (Financial Governance)」を確立する業務です。つまり、グループ全体で統一された財務方針とルールを海外拠点に適用し、不正や非効率を防ぐための仕組み作りとその運用責任を負います。 「連結ベースでの財務諸表作成」  解説: 上場企業にとって最も重要な業務の一つです。世界中の子会社の財務データを集め、グループ全体が一つの企業体であるかのように処理（連結処理）し、投資家への情報開示を行うための最終的な財務報告書（連結決算書）を作成する責任があります。 「本社（グループ財務管理センターおよび経営層）との連携・調整」  解説: 海外と本社の中間に位置し、コミュニケーションと情報伝達のハブとしての役割が強調されています。単なる情報共有ではなく、海外事業の状況やリスクを本社経営層に正確に伝え、本社の意向を海外子会社に確実に伝えるための調整力が求められます。 「事業展開への財務面からの戦略的支援」   解説: 現代の財務部門は、単に過去の数字をまとめるだけでなく、未来の事業活動を予測・分析し、経営判断に資する情報を提供する戦略パートナーでなければなりません。この職務は、海外事業の「お金」に関する意思決定において、積極的に助言を行う役割を担っています。 この財務部長は、財務会計、管理会計、法務・税務、そしてグローバルなコミュニケーションスキルが複合的に求められる、非常に高度な専門職であることがわかります。