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    自転車操業、ワニの涙

    Jul 22, 2024 20:10
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    最近、いくつか別のエントリーを書き始めたが、全部がまだ未完成な状態だ。別のアイデアが頭に思い浮かんだので、書くことにした。 職場で「自転車操業」という言葉がよく出てくる。意味は、借金の返済をするために、別の金融機関から借金をすることを繰り返す状態のようだ。最初、私はこの言葉が自転車とどう関係しているのかよく理解できず、英語にはこの言葉はないと思っていた。 しかし、今朝、イメージはまったく違うが、だいたい同じ意味のフレーズがあることに気づいた。「To rob Peter to pay Paul(ペトロから奪ってパウロに払う)」ということである。このフレーズは700年以上前のもので、欧米のほとんどの言語に使われているはずだ。ペテロとパウロは、聖書に登場するイエス・キリストの12使徒のうちの2人である。聖書と関係があると思ってしまうかもしれないが、この名前は日本の太郎のように昔は極めて一般的な名前だった。意味は、「ある人や物から奪って別の人に与える。つまり、別の負債を負わせることによって、ある負債をなくす。」 https://en.wikipedia.org/wiki/To_rob_Peter_to_pay_Paul また、今日Youtubeでニュースを見ていたとき、「crocodile tears(ワニの涙)」が出てきた。和訳として「うそなき」がネットで挙げられていたが、ちょっと違うような気がする。反面、中国語の「貓哭老鼠」は英語のフレーズに似ているらしい。日本語の「見せかけの哀れみ」の翻訳がいいかもしれない。 「 crocodile tears」の説明をするときのキーワードは「insincere(本心からでない)」だと思う。 例えば、ある人が謝るときに泣いているが、その人は全然反省していないし、「They are crying/shedding crocodile tears」や「Those are only crocodile tears」というように言える。 Crocodile tears   (動画の0:12および1:25) (「Spring Chicken」も出てくる 笑) https://www.youtube.com/watch?v=2g9u14O0J6g 日本語にはことわざがたくさんあるが、日常会話ではあまり使われないと思う。 一方、英語のフレーズは日常会話やビジネスの会議、ニュースなどでよく使われている。これが英語の難しいところかもしれない。

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