Gaijin Seat
Jun 24, 2024 20:15
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Japanese
数年前、友達が「遠慮の塊」という言葉を教えてくれた。電子辞書には関西弁だと書いてあるが、大阪人以外でも使うので、大阪でよく使われると言ったほうがいいかもしれない。みんなこの言葉を知っていますか?
「遠慮の塊」とは、グループで大皿料理を食べているとき、遠慮しあった結果、大皿料に最後に1つだけ料理が残っている状況を指す言葉。
それでは、多くの日本人が知らないはずの言葉を教えよう。それは「gaijin seat」である。この言葉については、2008年にジャパンタイムズのコラムニスト、ベイ・マクニールによって広められたようだ。このトピックに関するブログ投稿を書いた彼は次のように述べていた:
“If you’re a conspicuous non-Japanese living here who rides the trains or buses, or goes to cafes or anywhere in public where Japanese people have the choice of sitting beside you or sitting elsewhere, then you’ve likely experienced the empty-seat phenomenon with varying frequency and intensity”.
日本の電車の中では外人の隣が空席になることがよくあるので「gaijin seat」と言う。混雑した電車でも、外人の隣の席はほとんどいつも最後に取られる。多くの外国人は、日本人が電車に乗るとき、すぐに席に座るが、自分の隣に座るとなると、なぜか日本人がとても躊躇していると思っているだろう。
この言葉はユーチューブの動画やRedditのような掲示板型ソーシャルニュースサイトでよく話題になる。あまり気づかなかったという外国人の女性もいるが、特に黒人、タトゥーがたくさんある人だったら、より頻回に起こるようだ。
「遠慮の塊」のような文化は、日本人が控えめで、日常生活において性格がおとなしいことを示している。しかし、電車となると、弱肉強食である。電車が混雑しているとき、空席がいつのまにか取られるので、草食系の遅い人は立つか、勇気を出して外人の隣に座るしかない 笑。 先日、日本が長い70代のアイルランドの女性も「日本では電車に乗ると、みんな動物みたい」と言っていた。
日本人のおとなしい性格は状況次第だと言えるだろう。