だかLA ♪
Jun 12, 2024 20:09
60
11
4
Japanese
多くの欧米人は、日本人が英語の「L」の音を出せないと思っているが、実は日本語のラ・リ・ル・レ・ロは「L」にとても近い。日本人は「L」か「R」と聞くと、脳のリアクションが同じらしいので、区別できない。
最近はアニメをあまり見ていないが、アニメの歌の中で、欧米人には明らかに「L」に聞こえるときがたくさんある。例えば、下記のアニメ(それのおとしもの)のオープニング曲で「だかLA」にとても近い歌詞がある。同じ曲の「ありがとう」も微妙で「あRIがとう」と「あLIがとう」の間に聞こえる。
もうひとつ気づいたことは、日本人は「ヒト」と言うとき、「シト」に近い言葉が聞こえる時が多い。また、関西人の同僚たちは、特に電話では「シチジ」ではなく「ヒチジ」と言うときが多い。
前回のエントリーで、日本人の友人とのランチでの話について書いた。その時に、私は日本人はよく「シ」と「ヒ」の音を入れ替えて言うようだと指摘した。一人の友達によると、西日本の人たちは「s」の発音がしにくいことが多いので、代わりにハ・ヒ・フ・ヘ・ホを使うことが多いそうだ。 これを聞いた時、初耳だと思った。
ネットで調べてみたが、友達が言っていたことはその通りだった。ちょっと聞いたことがあると思って、数年前、観た番組を思い出した。
地域によって言い方が違うことについての番組だった。例えばユニバーサル・スタジオ・ジャパンの呼び方について、大阪では「ユニバ」と呼ぶ人が大半、東京では「USJ」と呼ぶ人が大半と言っていた。番組に出演した教授によると、これは偶然ではなく、大阪の人はサ・シ・ス・セ・ソの発音が難しいからだと言っていた。
このような話題について日本人に話すと、このことについて理解していない日本人が多く、納得してくれないことが多くあった。多くの日本人は、こういったことについて考えたことがないようだ。言語学習者であっても、どの国であっても、自分の言語の細かいところについては気づかない傾向があるのではないだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=lsV1k5m5bQ0