「しょぼい」という言葉を覚えた。腑に落ちた。
Jun 09, 2024 20:58
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Japanese
今日は友人たちとランチをして、友達が面白い単語を教えてくれていろいろな話をした。何の話だったか、もう忘れたけれど、「しょぼい」や「腑に落ちる」や「バズル」が出てきた。
「『しょぼい』って英語で何という?」と聞かれた。山ほどあると思うが、「underwhelming」は一番使いやすいかな。
若い日本人はインターネット上のことについてよく「バズル」を使うらしい。実は、英語の「generate buzz」などはマーケティングの話だったら使うと思うけれど、それ以外で使うとちょっと古いかもしれない。特に、ネットの話をすると、「viral」がよく使われている。ウイルスのように素早く流行るものという意味だ。
以前のエントリーで使ってしまったが、いつのまにか「meme・ミーム」という新しい言葉の使う頻度は爆発的に上がった。日本人の若い人は「ミーム」という言葉をすでに使っているはずだが、ほかの日本人はあまり知らないみたい。基本的にはネット上で流行っているフレーズや動画のような面白いものという意味だ。一番近い英語は「funny internet thing」かもしれない。
現在のミームという言葉とはちょっと違うかもしれないが、元々は進化生物学者リチャード・ドーキンスが1976年に出版した『The Selfish Gene. “Culture.”』という本で初めて使った。ミームがgene(遺伝子)と韻を踏んでいるのは偶然ではない。もともとの意味は、遺伝子のように自己複製して、集団内で流行っているちょっとした情報や言葉ということらしい。
例えば、昔日本で流行った言葉「がびーーん」はミームと言えるだろう。
「what makes a meme go viral」などのようなフレーズは、ニュースでよく見るようになったので、若者言葉のみならず、英語メディアを消費する人なら、誰もが知っておくべき言葉である。